鳳凰と踊り桐
【鳳凰】
古代中国では、鳳凰は龍、亀、麒麟とともに、めでたい時に現れる天の使いである四瑞のひとつ。明君が出て、世の中が天下太平の時に登場します。
その姿は、鶏のような鶏冠に、五色の羽、長い尾羽が特徴で、全体的に鶏と、孔雀を組み合わせたようなイメージです。鳳は雄、凰は雌を意味します。
【踊り桐】
家紋に見られる桐の意匠は、中心となる一枚の葉に対して、左右の葉は対称になっています。それに伴って花も上向きにまっすぐ描かれています。
きものや帯に用いられるものは、もう少し自由な感じで描かれるのが普通です。
葉や花に動きのある躍動感あふれる意匠を、踊り桐といいます。
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