黒留袖の思い出

黒留袖は既婚女性の第一礼装。
正式の家紋の染め抜き日向紋を5つ付けるのが決まりで、白の比翼仕立てにします。紋を実家か婚家の紋にするかは、地方や家によります。
留袖を着付ける際に注意する点は、紋が隠れないようにする事です。背紋もお太鼓で隠れてしまわないように注意します。また、白い比翼も見えるようにします。
襦袢や帯揚げ、帯締めも白の物を使います。
帯が若い人向きの物なので、若いミセスの着付けになってしまいました。年齢が高い方は、もう少し胸元をゆったりとしても良いかと思います。あとは、体型によっても変わります。

留袖は比翼仕立てなので、他の着物に比べて重いです。特に昔の物は絹糸もしっかりしているので、80歳を過ぎて姪の結婚式に着物を着た母は、こんなに重いのに良く着れたなあ…と思います。
伯母は踊りを習っていたので、私の結婚式に留袖を着て【黒田節】を踊ってくれました。懐かしい思い出です。

着付け【はとり】

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